基本的なイメージ作成機能を使用する前に、GD ライブラリ ファイルをインストールする必要があります。 JPEG 関連の画像作成機能を使用する場合は、jpeg-6b をインストールする必要があります。画像内で Type 1 フォントを使用する場合は、t1lib をインストールする必要があります。
画像作成環境をセットアップする前に、いくつかの準備を行う必要があります。まず t1lib をインストールし、次に jpeg-6b をインストールし、次に GD ライブラリ ファイルをインストールします。インストール中は、GD をコンパイルしてライブラリに保存するときに jpeg-6b が使用されるため、ここで指定した順序でインストールする必要があります。jpeg-6b がインストールされていない場合、コンパイル中にエラーが発生します。
これら 3 つのコンポーネントをインストールした後も、PHP を再構成する必要があります。これが、PHP のインストールに DSO を使用してよい理由の 1 つです。 make clean を実行し、次の内容を現在の構成に追加します:
--with-gd=[/path/to/gd]
--with-jpeg-dir=[/path/to/jpeg-6b]
--with-t1lib=[/path/to/t1lib]
追加が完了したら、makeコマンドを実行し、さらにmake installコマンドを実行して、Apacheを再起動し、phpinfo()を実行して、新しい設定が有効になっているかどうかを確認します。これで、イメージの作成作業を開始できます。
インストールされているGDライブラリファイルのバージョンに応じて、GIFまたはPNG形式でグラフィックファイルを作成できるかどうかが決まります。 gd-1.6 以前のバージョンをインストールした場合、GIF 形式のファイルは使用できますが、PNG ファイルは作成できません。 gd-1.6 以降のバージョンをインストールした場合、PNG ファイルは作成できますが、GIF 形式のファイルは作成できません。
簡単な画像を作成するには多くの機能を使用する必要がありますが、それについては順を追って説明します。
次の例では、PNG 形式で画像ファイルを作成します。次のコードは、作成した画像の MIME タイプを含むヘッダーです。
header ("Content-type: image/png"); () を使用して空白の画像を表す変数を作成します。この関数にはピクセル単位の画像サイズのパラメータが必要です。その形式は ImageCreate(x_size, y_size) です。サイズ 250×250 の画像を作成したい場合は、次のステートメントを使用できます:
$newImg = ImageCreate(250,250);
画像はまだ空白なので、何らかの色で塗りつぶすことができます。まず、ImageColorAllocate() 関数を使用して、RGB 値を使用してこの色に名前を割り当てる必要があります。この関数の形式は ImageColorAllocate([image], [red], [green], [blue]) です。空色を定義したい場合は、次のステートメントを使用できます:
$skyblue = ImageColorAllocate($newImg,136,193,255);
次に、ImageFill() 関数を使用して、この色で画像を塗りつぶす必要があります。 ImageFill() 関数のバージョン (ImageFillRectangle()、ImageFillPolygon() など)。簡単にするために、次の形式で ImageFill() 関数を使用します:
ImageFill([image], [start x point], [start y point], [color])
ImageFill($newImg,0,0,$skyblue)
("コンテンツタイプ: image/png");
$newImg = ImageCreate(250,250);
ImageFill($newImg,0,0,$skyblue); ( $newImg);
ImageDestroy($newImg);
?>
このスクリプトファイルをskyblue.phpとして保存してブラウザでアクセスすると、空色の250×250のPNG形式の画像が表示されます。
画像作成機能を使用して、大きな画像を小さな画像にするなど、画像を処理することもできます。
画像があり、そこから 35×35 の画像を切り抜きたいとします。必要なのは、35×35 の空の画像を作成し、元の画像を含む画像ストリームを作成して、元の画像のサイズ変更したバージョンを新しい空の画像に配置することだけです。
このタスクを完了するための重要な関数は ImageCopyResize() で、次の形式が必要です: ImageCopyResize([新しい画像ハンドル],[元の画像ハンドル],[新しい画像 X], [新しい画像 Y], [元の画像 X] 、[元の画像 Y]、[新しい画像 X]、[新しい画像 Y]、[元の画像 X]、[元の画像 Y])。
/*ファイルに含まれるコンテンツタイプをブラウザに知らせるためのヘッダーを送信します*/
header("Content-type: image/png")
/*新しいファイルの高さと幅を保持する変数を作成しますimage */
$newWidth = 35;
$newHeight = 35;
/*指定された高さと幅で新しい空白の画像を作成します*/
$newImg = ImageCreate($newWidth,$newHeight)
/*元のサイズから画像からデータを取得します */
$origImg = ImageCreateFromPNG("test.png");
/*リサイズした画像をコピーし、ImageSX() と ImageSY() を使って元の画像の X と Y のサイズを取得します * /
ImageCopyResize($newImg,$origImg,0,0,0,0,$newWidth,$newHeight,ImageSX($origImg),ImageSY($origImg))
/*目的の画像を作成してメモリを解放します* /
ImagePNG($newImg);
ImageDestroy($newImg); ?>
この小さなスクリプトをresize.phpとして保存し、ブラウザでアクセスすると、35×35のPNG形式の画像が表示されます。