ドイツ・ケルンにて2024年8月21日(日本時間8月22日)に開幕したgamescom 2024では,MicrosoftがXboxの大規模なブース「The Xbox stand」を展開している。
同ブースではXbox Game StudiosやActivision Blizzard,Bethesda Softworks,そのほかのサードパーティのタイトルやインディーゲームなど60以上のタイトルが出展。PC/コンシューマ,Xbox Game Passに登場する多くの新作の試遊やフォトブースなどの体験コンテンツでゲームファンを楽しませてくれる。
同ブースのインディーゲームコーナーから,アメリカのInfuse Studioが手がける
「Spirit of the North 2」(PC / PS5 / Xbox Series X|S)を紹介しよう。
「Spirit of the North 2」は,
キツネを主役とした三人称視点のシングルプレイ用アドベンチャーゲームの続編だ。2020年に発売された第1作は
「きたのたましい」というタイトル名でリリースされており,なじみのある人も少なくないだろう。プレイヤーはアイスランドの伝承をベースにした世界でキツネを操作し,かつての文明の跡の残る土地を巡っていく。
その続編では,荒れ果てた古の世界で故郷を遠く離れた孤独なキツネとなって,
闇のシャーマン・グリムニールの魔の手から
伝説の神獣ガーディアンを開放する物語が描かれるという。
といっても,前作同様にそういった物語の説明が入ったり,イベントシーンで語りが入ったりはしない。ゲーム開始時もとくに説明なく,
カラスに導かれながら先へ先へと進むことになった。先ほど主役のキツネを孤独と伝えたが,実はひとりぼっちではない。このカラスが旅のパートナーとして一緒についてきてくれるようだ。
試遊ではゲーム本編の冒頭らしき部分で,少しだけ探索と謎解きを体験できる程度だったが,それだけでも十分に前作からの大きな進化が感じられた。
前作は操作性に少々難があったり,フィールドの広さと視認性の問題で目的のものを見つけにくかったりしたが,今作では移動やダッシュ,ジャンプといった基本アクションはとても快適になり,フィールド探索もカラスの導きがあるため,主目的を失わずに寄り道を楽しめそうだ。
またキツネにはHPがあり,高いところから落ちるとダメージを受けるなどアクション部分の緊張感も高まった。今回の試遊では体験できなかったがバトルもあるようで,このあたりもちょっとした謎解きをしながら不思議な世界を巡る,ウォーキングシム的な感じの前作からのアクションゲームとしての進化を感じさせてくれる。
なお前作同様,ゲームを進めると不思議な力をまとった特別なアクションが使えるようになるのだが,今回の出展バージョンではそれは体験できなかった。新しい力やアクションが増えているのかも気になるところだ。
そして一押ししたい要素が,主人公
キツネのキャラクターメイク。マズルや耳の長さに鼻の大きさ,目の位置,顔や身体のふくふく具合やしっぽのもふもふ加減などをバーで調整でき,その加減と組み合わせ次第で,キリッとしたカッコいいものや,ふわっとしたカワイイ感じもけっこう理想どおりに作れる。動物好きならきっとハマる。
カラスが導く感じは八咫烏(ヤタガラス)を想起させるし,ギミックにお稲荷さんのようなオブジェクトがあるなど,日本人にとってもなにか親近感を感じさせる要素がある本作。前作のプレイヤーであり,街中にキツネが出没する北国で生まれ育った筆者は,裸足で行かざるを得ない……じゃなくて注目せざるを得ない。神秘的な世界の雰囲気に惹かれた人や「キツネかわいい」と思った人はぜひ今後の展開をチェックしてほしい。
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